ごちゃまぜカフェ物語 7

幾つもの難病を抱え、立ち上がれない程の闇を心に抱えてしまった経験を持つ一人の女性が、カフェを訪ねてくれました。

笑うことさえ忘れ、病院の厚い壁の中で過ごした10年間、死にたくて死にたくて仕方がなかったと

彼女は、優しく微笑みながら話してくれました。

たった一人の人との出会いから
『生きよう』と決めた彼女は、難病を抱えたまま病院を出て、一人暮らしをスタートしたそうです。

彼女は今、クラフト作品や、写真や絵といったアートの世界を通じて
世の中と繋がり、自分自身を表現しはじめています。

彼女が穏やかに最後に伝えてくれました。

『10年間寝たきりになって、病気になって、自分をみつけられました。自分のやりたい事が見えてきました!』

彼女の難病は、今もなお
痛みと共に彼女を襲うこともあり、

動けずにお家で過ごすこともあるそうです。

精神へのダメージも、消えさっきわけではありません。

『一度、死んだつもりでいますから』

彼女の弱さと、強さと、経験から溢れ出す優しさが、ポカポカとカフェを包んでいきたした。

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