ごちゃまぜカフェ物語 19

小さな子供達がふたり
お母さんの腕にまとわりついて

ケンカをはじめた

『ママ抱っこ!』
『ママ!!私が先に抱っこ!』

押しのけられた妹が、大きな声をたてて泣きはじめる。涙は流れていないけれど大きな声は、お姉ちゃんには負けていない。

『はいよ、はいよ 抱っこするから!』

痛みがある首筋をかばいながら
二人を一度に抱き上げて、お母さんが笑うと、腕の中でも子供達はケンカを続けていた。

小さいお子さんを連れて奮闘しているお母さん達を見ると、自分の昔を思い出す。

私自身、シングルマザーになってから

『一人でも、お父さん役だってこなしてみせる。お父さんが居なくてさみしかったなんて、感じさせたくない。』

そんな風に、肩に力が入り
いつも無理していたんだなって
今なら分かるようになってきた。

カフェをスタートして二ヶ月が過ぎ、カフェでは、スタッフや周りのお客様が小さな子供さんを代わり番こに抱いたり、遊んだりしてくれる。

お母さんが笑顔で、帰りがけに言ってくれた。

『ここなら、大丈夫かな?って来ました…可愛がってもらえて、嬉しかったです。』

私にも、覚えがある。

一人で子供達を抱えて、ふと疲れた時に、周りの人達が助けてくれて
『可愛い子供さんですね♡』と言われた時に、必死になっていた自分から少し抜け出し、改めて我が子の可愛さを感じたり出来るものなのだと思う。

障がいや、家庭の事情、年齢に関係なく、笑顔が生まれるお手伝いが、少しでもできるようなコミュニケーションカフェでありたいと考えています。

 


 

夢は、達成することが
大事なんじゃない

夢へ向かう一歩いっぽが
尊いのだ

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