ごちゃまぜカフェで
「自分は、帰宅部ですかね…」と呟いた中学生を部長に、ごちゃまぜカフェに密かに部活を作る事になった。
その名も『ネガティ部』
色んな事を、胸の内に抱えた大人達が、中学生の部長に話を聞いてもらいながら
ポストカードにネガティブな想いを書きつづる。
中学生の視点からみた大人達への指摘は、どれストレートで的を得ていた。
絵が得意な部長が最後に挿絵を絵描いてくれると、カードは完成。
シンプルな作業の中で、中学生の部長のストレートな想いが、大人たちの気持ちの扉をバリバリと音を立てて開いていく。
誰が誰の力になっている部活なのか考えてみると、
このネガティ部の活動は、明らかに大人達の為にプラスになる活動の様に思えてならない。
ごちゃまぜカフェ『ネガティ部』の中学生部長と、
現実社会に揉まれネガティブに生きる大人達の楽しげな笑い声が
平日の昼下がり、カフェの片隅に楽しそうに響きわたっていた。